昨日も今日もとてもよい天気。
昨日は午前中だけ所用をこなし午後からは休み。
今日5月5日は子供の日という事で私の住む柴又地方は祝日となっている。
よって休み。 朝から長女の保育園時代の友達『柊人くん』一家と近所の三郷公園にお弁当を持って出かける事になった。
三郷公園はなかなか気に入っている。なんといっても公園の駐車場が休日でも無料なのだ。
水路をはさんでむこう側には、かの有名な水元公園があるのだが、休日になると駐車場が有料になる。
朝炊き立てのご飯で握ったおにぎりと、有り合せのおかずに麦茶を水筒一杯に持って出発。車でおよそ10分もすると、そこは埼玉県三郷公園となる。さすがに連休最終日ということもあってか、人は結構出てにぎわっている。
木陰に適当なスペースを確保し荷物を下ろして子供の日の休日を満喫する事になった。
子供の適応能力の高さというか,ものおぼえの速さというのには感心させられる。
公園に着くや否や、最近買ってもらって間もない『ローラーブレード』なる小道具を取り出すと、現在小学校一年生の柊人くんと我が家の愛子さんはそれぞれの妹を後ろに従えて、公園のアスファルト敷きの道路部分へと小走りにいってしまった。
私も近くまで行き様子を見ていたのだが、柊人くんはローラーブレードを手に入れたのがごく最近のため立って歩く事さえもまだ容易でないという様子。そのまわりを同じくらいの歳の子供達がスイスイとうわさのローラーブレードで通り抜けてゆく 。
先ほどまで元気一杯の柊人くんが、みるみるへこんでゆくのが遠目からもよくわかる。
駄目を押すかのように、愛子さんが颯爽に彼の横を通りぬけると我慢の限界を超えたのだろうか、その場にへなへなと座りこんでしまったのだ。
うなだれる後頭部、力なく折れ曲がった両の脚、今にも泣き出しそうな瞳・・・。
そう、いままさに彼はローラブレード初心者の自分自身にへこみきっているのだ。へなへなへな・・・と。
見かねてパパが登場するが、取り付く島もなく駄々をこねるばかりである。
それから20分ほどすねていただろうか、ひょんな事から転機はやってきた。
きっかけは、この季節桜の木によくつくあの毛虫によってもたらされたのだった。
しばらくすねていた柊人くん。力無く立ちあがりようやくレッスン再開の決心をしたそのとき、目の前を一匹の毛虫がへこへこと通り過ぎようとしていた。
すると突如柊人くんが奇声をあげ、あの潤んだ瞳に輝きを取り戻し「愛子!愛子!けむし~!」と、大声で愛子をよんでいる.
その様子に近くを通りぬけるローラーブレード少年・少女達が 何事かと彼の目線の先にある小さな生き物に目をくれる。柊人くんの表情が生き生きとしている。誰かが背中にある電池をパナソニックのアルカリ乾電池に取り替えたのではないかと 考えてしまうほどの急変である。
私は知っているのだが、じつを云うと柊人くんは昆虫が大好きなのだ。
しかも戦いごっこと同じくらい・・・。
それからの柊人くんは見違えるようにローラーブレードのレッスンに励み、みるみる上達して、私が木陰で缶ビール片手に柊人パパと世間話をしているうちに、いつのまにかスケーティングポーズで移動できるようになっていた 。
まだ滑っているのか歩いているのかが判別しにくい点はあるが、立ち上がる事さえままならなかった午前中に比べれば大変な進歩・上達である。
子供たちの興味を示す範囲の広さ、スポンジのような吸収力、学習能力の無限な可能性には本当に驚かされる事が多い 。
周りにいる大人達は心して接する必要がある。
子供たちは私達を見て、私達に接してあらゆる物を吸収してゆくのだと思う 。
価値観・良心・ずるさ・愛情すべてを感じ取っている。
知らず知らずのうちに子供たちの可能性の一端を担っていることになるのだと思う。
ビール片手に顔を赤らめている私は、風に吹かれながらそんなことを感じた。
現在私は工房を立ち上げるべく群馬県下仁田町近辺に場所を絞りつつ物件探しの最中である。
公園での記述が長くなってしまったので詳しくは次回書くことにしよう。
どなたか『ここ空いてるから使っていいよ~』なんていってくださる方はいないもんかな・・・。
