本日の日付はというと、なんと8月の20日。
夏真っ盛りのはずなのだが、私の住む葛飾柴又はまるで梅雨の時期のように連日の雨模様である。
いまや一家に3台の時代に入ったクーラーを備えていない我が家にとっては大変すごしやすい気候ではある。が、子供たちにとってはなんとも憂鬱な毎日だろうと思う。
やはり夏は暑いに限る!それにしてもお盆の時期に毛布を引っ張り出してくることになるとは・・・思ってもみなかった。
気のせいか、前回の書き込みをしてからずいぶんと時間がたっているように感じる。
前回が5月ということは、どうも気のせいではないようだ。柴又はとくに時間の流れが速いのかもしれない。
なんとなく忙しない毎日が続き、気持ち良く風に吹かれてビール(見栄を張って書いたが本当は発泡酒なのだ。)を飲んでいた子供の日から、いつのまにか夏真っ盛りのはずの8月中旬にまでなっている。
まさに『あっ!』と、言う間だった。
この『あっ』と言う間のあいだにも、いろいろな人に出会う機会を与えられ、さまざまな依頼の仕事にかかわる機会を与えられたことにとても感謝している。
どう考えても接点のないはずの方々からこの素人HPを通して大小様々な家具・収納・ツールなどの製作依頼や本業(じつは大工職人なのだ。)に関する仕事の依頼を頂き、それぞれのやり取りの中から人となりを感じることができた。
人のことを言える立場でないことは良くわかっているが、本当に世の中にはいろんな人がいるもんだなあとつくづく感じている。
さて前回、工房の移転計画について軽く触れておいたのだが、あれから少しばかり計画変更を余儀なくされるような事態が発覚し、現在も葛飾柴又にとどまっている状態である。
5月も終わりに近づいたころだったろうか、家内がずいぶんと体のだるさを訴え『腰が重い!』『背中が張る!』等々、いつもにもまして不調を訴える。
私は連日のようにマッサージ師への変身を余儀なくされ、足の裏から頭のてっぺんまで至れり尽くせりのマッサージ三昧である。
ところが、『ゴットハンド』といわれた私のマッサージをもってしてもなかなか症状が改善しない。
改善しないどころか日を増すごとにコリやハリはひどくなってゆくのだ。徐々にムカムカ感まで訴えるようなり、これはただ事ではないということになり数日後病院へ行くことになった。
やはりただごとではなかった。なんと!神様は私たちの家族にもうひとつの新しい命を加えることを決定したらしいのだ。 原因がわかりホッとひと安心・・・。
その後、順調とはいえないまでも何とか母子ともに元気にすごしている。
一月半ほど前からはお医者様から『絶対安静』というありがたいお言葉をいただき、家内は家でずーっと寝ていなくてはならなくなってしまい、毎日朝から晩までトイレと食事とお風呂以外は布団の上で横になっている。
私はというと、『絶対安静』を言い渡されたその日から、それはそれはまめに動き回り仕事をこなしながらの主夫業を毎日こなす日々を送っている。 『聞くも涙語るも涙』と言いたいところだが、私本人はそれほど苦には思っておらず、まあ長い人生の中で見ればほんの一瞬の出来事くらいでしかないと思っている。
この一月半ほどの間で私の料理の腕はかなり上がったのではないかと思う。中華料理から和食、プロバンス風サラダまでこなし柴又の料理の鉄人と呼ばれているような気がする。(????)
造りだされた傑作料理は数知れないのだが、いちどつくった料理を二度とつくることができないのが目下のところの課題なのである。 料理中はほぼ87パーセントが思いつきによるレシピとなるために、後で思い浮かべてもいったい何を入れてどんな味付けにしたのかがどうしても思い出せない。
結局リクエストを受け思い出しながらつくるのだが出来上がってみるとリクエストのあった先週の料理とはまた違った料理ができてしまうのである。
仕方がないので先週は『南仏風』と銘打っていた物を『広東風』にきりかえてその場をしのいでいる。『南仏風』から『広東風』への切り替えということはかなり大掛かりな構造改革を、意に反して行なったことになる。
当然のことであるがその味、出来上がりには『痛みをともなう』場合もあるということは理解していただきたい・・・・たまにはね。
この『絶対安静』の期間中たくさんの方々から助けていただき応援していただき、とても感謝している。近くの自動車メーカーに勤めている家内の友人は、仕事中『銀行いってきまーす。』といってはうちに来て家内の話し相手をしてくれていたらしい。
ことあるごとに夕食のおかずを差し入れしていただき(これがまたおいしいのだ。)本当に感謝である。私としては少々ライバル心を抱いているのだ。
また自称を『つばめ』だか『ひばり』だかわけのわからない源氏名をつかう友人や、いつも眉間に3本の縦じわをよせながら娘の送り迎えから韓国料理まで世話を焼いてくれたカズママ。
そのほかあげればきりがないほど多くの人たちに支えられている。せまいつながりかもしれないが、人間の温かな気持ちに触れさせていただき改めて感謝したいと思う。
そんなこんなで『工房移転計画』は現在、無期限延期という措置をとらせていただいている。まずは3人目の子供が無事に飛び出してくるまでは気を抜かず主夫業に専念したいと思う。もちろん仕事をしながら。
