2008.12.05(金)
自宅前の気温 AM6:30 5.0℃
かなり緩んだあさ。けさははやくも湿度の高さを感じることができます。どうやら午後辺りからは雨となりそうな南牧村から、おはようございます。
本日はあさから、買い付しておいた用材原木を製材する作業の立会い。
今回は丸太で20本以上の量となりますので午前中一杯はかかることになりそうです。ホンザクラを中心にシュリザクラとの二種。この季節に製材して桟積みして乾燥させることになり、実際に材料として使用できるようになるには挽いた厚みによって違いますが早いもので一年程度、厚めに製材した板であれば3年近くの自然乾燥が必要となります。
秋冬の乾燥したシーズンを越すことができたか、秋冬を越せなかったかでその含水率はかなり違ってきますので、なんとしても今の時期には製材・桟積みを終わらせておきたいのです。
木材は空気中の湿度にあわせるように呼吸をしていますから、梅雨から夏場の湿度の高い時には水分を取り込み膨張し、乾燥した時期には水分を吐き出して乾燥。これを毎年毎年繰り返していきます。
ただ、膨張と乾燥は同じ比率で繰り返されることはなく、例えば乾燥が10進んだとすれば湿度が高くなっても4程度戻ると飽和状態となり、また乾燥した時期に10乾燥が進み湿度の高い時期に4程度戻るという繰り返しをしながら、含水率にして15パーセント前後まで乾燥が進むとほぼ日本の気候風土では自然乾燥の飽和点に達することになります。
これ以上の乾燥というのは自然乾燥の状態ではほぼ横ばいになりますから、相当な年月をかけて建物内に保管して促すか、強制的に熱エネルギーを使用して進めていくことになります。
本来ならばほぼ自然乾燥の飽和点に達すれば野外での桟積みを建物内での保管とすることで十分に用材として使うことができますし、通常の環境での使用には対応できるはずだと思うのですが、現代社会の特に都市部での生活環境には住宅の異常なほどの気密性追求、追い撃ちをかけるエアコンの標準装備という難敵が存在していますので、自然界ではありえない乾燥状態におかれることになり、ときとして悩みの種となることもあります。
この異常な乾燥状態を克服する為に、市販されている木製品の多くは表面に塗膜をつくる塗装方法(ニス等の仕上げ)で木の呼吸を完全に止めてしまう方法を使って固めてしまうのです。
なんだかちょっとかわいそうな気がします。
