2009.02.20(金) 雪の積もらない木の下

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2009.02.20(金)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 0℃


低く圧迫感のある鉛色の空からは、休むことなく雪が降り続くけさの南牧村。

雪の一粒一粒はやや湿り気のある、みぞれの要素を感じさせるような雪です。みぞれの要素を含んでいるためか、空から落ちてくるスピードは若干速めの時速26.0キロ程度。

現在の気温からしてもこのままみぞれか雨に変わっていく可能性が高いように感じます。現在の積雪はかたじ屋近辺で4センチ、木々も家々の屋根も電線も雪景色です。

黒いアスファルトは降る雪を融かして自己主張、農道二号線だけは黒い帯のように坂の向こうまでしっかりとコントラストを見せています。"そんなにがんばらないでみんなと同じように白く雪をかぶればいいのに・・・。"と思う私です。

当然のことながら、幻のスキー場「農道二号線・第一ゲレンデ」は滑走不可。今シーズンはただの一度もシュプールを描くことが叶わないでいるのです・・・青いソリでの。

おはようございます。
久方ぶりにしっかりとした雪景色が広がる南牧村です。

たった今、再び外の様子を確認しにいってきましたが、先ほどまでのみぞれの要素を含んだ雪はふわふわのわた雪に変化しています。もう少し積もるかもしれませんね。



雪をかぶり綿帽子のようにこんもりとしているかたじ屋前の庭の木々。
ふと目を落とすと、広げた枝のかたちなりに真下の地面が黒く地肌を残してる光景を眺めながら、忘れかけていた記憶がよみがえってきました。

またまたでました!少年時代のかたじ屋が過ごした秋田県は鹿角市での記憶。
雪の多い鹿角盆地での暮らしはまさに雪国そのもの。
常緑の針葉樹・中高木の真下には冬の間ぽっかりとほこらのような空間ができているのです。

すっかりまわりは雪に覆われ、人の足が入っていないようなところに育つ常緑の針葉樹・中高木は、綿帽子がそのまま地面に降った雪とつながって一体化しているのです。

その木の下を斜め下方向に向かって雪を掘り進んでいくと、急に視界が開け目の前には結構広い空間が広がります。そこは木の枝に守られた雪の積もらないスペース。まわりは降り積もった雪がぐるりと壁を作り、やわらかい雪がすべての音を吸い込んでしまった静寂の世界。

自然が作り出したかまくらのような状態なのです。
まして、数ヶ月黒い土を見ることができない時期に見る久しぶりの土は少年たちにたとえようのない興奮を呼び起こし、不思議の世界に踏み込んだような特別な高揚感が心臓を高ぶらせます。

そこはその場に居合わせた数人の少年たちだけの秘密の空間、秘密の基地となるのです。当然他言は無用!親にも家族にさえも教えてはならないという契りを交わし、抑えようのない高揚感と仲間意識が結束をさらに強めていきます。

いまこうして、あのときのことを8ミリフィルムのようにぎこちない映像として思い出すだけでも、なんともいえない胸の高鳴りを覚えます。



かたじ屋前の庭木の下にできた雪の積もらない丸い土のあとを見つめていたら忘れかけていた記憶が鮮やかによみがえってきました・・・。

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どらごんふりゃいどの

遊びに夢中だった頃の自分がまぶしくかんっじることしばしばですよね。あのくらい物事に・仕事に創意工夫を思いつけたなら、いまごろ発明家になれたのではと思うほどなんでもないようなものでさえ遊びにしていたものです。

やまねこどの

家からこっそりと運び込んだ食料、学校から帰るなり頭の中は秘密基地のことでいっぱい。契りを結んだ仲間たちも皆同じで一人、また一人とメンバーがそろい基地内でささやかな親元を離れての暮らし。床に敷かれたダンボール。せいぜい二時間程度だったろうと思いますが、気分はトムソーヤとハックルベリー。ワクワク・ワクワクしますねぇ。

人生もちょうど半ばを迎えようとしている我々昭和40年組。
今までは何となく見過ごしてきた光景にハっとする場面も増えて来たように思います。
前向きに生きる事を信条とする私ですが、たまには「振り返り」も大切だなと…。そう思うのです。
今日の朝メシに何を食ったか忘れるのに、遠い記憶ばかりがキラキラ輝く。

<気象観測>
積雪4センチは目測でも見当がつくが、「降雪速度の時速26.0キロ」は目測ではなかなか難しいのではなかろうか。
理由:降雪は横でなく縦方向に移動するため相対的に対比するための対象物に乏しい。
人間の眼は横へ移動するものを追うことには慣れているが落下物を観測することには慣れていない。映画「12人の怒れる男」でも裁判で主役の陪審員(ヘンリーフォンダ)が有名な陳述をする場面がある。)
<少年時代の雪の日の思い出>
数人のガキたちの秘密の空間/秘密基地・・親、家族にも教えてはならない「数人の契り」「高揚感と仲間意識」・・・・いいですねえ。幕末の新選組の若い隊士にもこれと似たような心情があったのかも知れませんね。
小生も同じようなガキの時代の思い出があります。まして雪のなかとあればメルヘンの世界。近隣の子供たちに昔の「秘密の隠れ家」「肝試し」の話をしたらとても喜んでいました。今の子供たちにもこの雪の日のような思い出は必要です。
      合掌  やまねこ  拝


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このページは、katajiyaが2009年2月20日 07:00に書いたブログ記事です。

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