2009.05.27(水)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 15.5℃
けさは思いっきり曇り空の南牧村です。
かたじ屋母屋から見て南西方向に見えている烏帽子岳は、どんよりとした雲に遮られてまったくその姿を見ることが出来ません。
無風状態、少々湿っぽい空気、晴れている朝のような賑やかなさえずりはなく、し~ずかな朝となりました。 おはようございます。どうやら今日は一日こんな空模様になりそうです。
直径にして1030ミリ、高さ1000ミリにもなる味噌樽のような大きな樽を制作。
県内前橋からの依頼で制作したのですが樽の制作というのはなかなか難しいものでした。
なんでも庭の真ん中にドンと据えて、中に植木を配置しておきたいとのこと。
作業場を覗き込む方々からは『なにつくってるん?風呂かい?』とか、『味噌樽でも作ってるんかい。田村に行きゃいっぱいあるんに。』なんていうコメントをいただきながらの制作となりました。ちなみに"田村"というのは、地元南牧村で古くから味噌と醤油の製造業を営むお店のことでして、"田村"と言えば地元ではだれもが知っているようなのです。
樽作りというのはむかしから樽職人、桶屋という名称で専門の職人が存在しているように特殊な技能が必要となり、何とかできるだろうと依頼を受けたのはよいのですがなかなか難しい作業となりました。
ご存知の通り、樽というのは円形をしていますが形作る部材は円の一部のようなアールのついた部材ではなく平板となっています。この平板のコバ側にほんの少しだけ角度をつけて直角ではない状態を作っていくのですがこれがまた微妙なのです。
今回の直径1030ミリでの仕上げ寸法にしていくためには90~100ミリ巾の板材を36枚、すべてのコバ、左右あわせて72箇所を90度よりも4度ほど小さい角度を作っていくとちょうど外径で1030ミリほどの正円となっていくことになります。

合わせて樽というのは尻すぼみの形状をしていますので部材の上巾と下巾とでは数ミリづつ下巾のほうを小さくなるように加工しておかなければ36枚の部材を組んでいったときに底部分がすぼんでいった形状にはなりませんのでこれまた微調整なのです。
当然一枚の部材の片側だけを寸法調整していくともう片一方はコバと小口が直角となり組みあがったときの段違いを起こしてしまいますので両方の下巾をすぼめたい寸法の半分づつ小さくしていくことになります。
あとでの微調整や削り直しなどをしない方法で組み上げるために、かなり正確な精度を求められる難解なる加工となり、私の頭の中はパニック寸前の状態となりましたがなんとか無事に完成。
野晒しとなりますので防腐・対候の処理をして、タガの代わりに棕櫚縄をぐるぐると巻きつけて強化。あまりにも本体が大きいために棕櫚縄の巻き付けは家内とこぐまくんにも手伝ってもらいながら樽の回りをぐるぐるぐるぐる回りながらの作業。
途中何度と無く目が回っては中断、再開してはまた目が回ってきて一休みという感じで、遊園地のコーヒーカップの中央ハンドル部分を思いっきりまわし続けた状態でのもうろうとした作業となり一番の難所だったかもしれません。
それでもなんとか昨日、依頼主の元に届け無事に大きな庭の片隅に搬入完了。後日敷石などを配置して設置する予定だそうです。どんなお庭になることでしょうね。
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 15.5℃
けさは思いっきり曇り空の南牧村です。
かたじ屋母屋から見て南西方向に見えている烏帽子岳は、どんよりとした雲に遮られてまったくその姿を見ることが出来ません。
無風状態、少々湿っぽい空気、晴れている朝のような賑やかなさえずりはなく、し~ずかな朝となりました。 おはようございます。どうやら今日は一日こんな空模様になりそうです。
直径にして1030ミリ、高さ1000ミリにもなる味噌樽のような大きな樽を制作。
県内前橋からの依頼で制作したのですが樽の制作というのはなかなか難しいものでした。
なんでも庭の真ん中にドンと据えて、中に植木を配置しておきたいとのこと。
作業場を覗き込む方々からは『なにつくってるん?風呂かい?』とか、『味噌樽でも作ってるんかい。田村に行きゃいっぱいあるんに。』なんていうコメントをいただきながらの制作となりました。ちなみに"田村"というのは、地元南牧村で古くから味噌と醤油の製造業を営むお店のことでして、"田村"と言えば地元ではだれもが知っているようなのです。
樽作りというのはむかしから樽職人、桶屋という名称で専門の職人が存在しているように特殊な技能が必要となり、何とかできるだろうと依頼を受けたのはよいのですがなかなか難しい作業となりました。
ご存知の通り、樽というのは円形をしていますが形作る部材は円の一部のようなアールのついた部材ではなく平板となっています。この平板のコバ側にほんの少しだけ角度をつけて直角ではない状態を作っていくのですがこれがまた微妙なのです。
今回の直径1030ミリでの仕上げ寸法にしていくためには90~100ミリ巾の板材を36枚、すべてのコバ、左右あわせて72箇所を90度よりも4度ほど小さい角度を作っていくとちょうど外径で1030ミリほどの正円となっていくことになります。
合わせて樽というのは尻すぼみの形状をしていますので部材の上巾と下巾とでは数ミリづつ下巾のほうを小さくなるように加工しておかなければ36枚の部材を組んでいったときに底部分がすぼんでいった形状にはなりませんのでこれまた微調整なのです。
当然一枚の部材の片側だけを寸法調整していくともう片一方はコバと小口が直角となり組みあがったときの段違いを起こしてしまいますので両方の下巾をすぼめたい寸法の半分づつ小さくしていくことになります。
あとでの微調整や削り直しなどをしない方法で組み上げるために、かなり正確な精度を求められる難解なる加工となり、私の頭の中はパニック寸前の状態となりましたがなんとか無事に完成。
野晒しとなりますので防腐・対候の処理をして、タガの代わりに棕櫚縄をぐるぐると巻きつけて強化。あまりにも本体が大きいために棕櫚縄の巻き付けは家内とこぐまくんにも手伝ってもらいながら樽の回りをぐるぐるぐるぐる回りながらの作業。
途中何度と無く目が回っては中断、再開してはまた目が回ってきて一休みという感じで、遊園地のコーヒーカップの中央ハンドル部分を思いっきりまわし続けた状態でのもうろうとした作業となり一番の難所だったかもしれません。
それでもなんとか昨日、依頼主の元に届け無事に大きな庭の片隅に搬入完了。後日敷石などを配置して設置する予定だそうです。どんなお庭になることでしょうね。

どらごんふりゃいどの
ずいぶんと詳細に記憶してますな。
かれこれ二十年以上も前のことですが、おぬしも私も頭の中はたいして変わっていないですね。
やまねこどの
やまねこどのの棺桶であれば“特別注文”というほどではなく通常の注文制作となるだろうと思います。ただしかたじ屋では棺桶の注文はお受けしておりませんのでご承知おきください。
katajiyaさんのチャレンジ精神、アッパレですじゃ!
こういう作品を見るたびに、パンチパーマ・白いトロイのタートルネックシャツ・グレーのセーター・黒いスラックスにエプロン姿の3階小物売場担当だった頃を思い出します。
誰が今のkatajiyaさんを想像したでしょうか…。
時の経つのは早いものですなぁ
<樽、桶>
江戸時代から専門の職人さんしか作れなかったんでしょうね。
欲をいえばタガは縄でなくやはり竹の方が似合うかな。バードコールも特注とのこと、あと10年ぐらい後でもいいのですが私の棺桶の制作をお願いしようと考えていますがやはり特注ですか。サイズは今とあまり変わらないと思っておりますが・。
合掌 やまねこ 拝