2009.08.10(月)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 23.0℃
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 23.0℃
週の出鼻を思いっきりくじかれている南牧村です。
今朝は目が覚めたときからシトシトと降る雨模様、予報は一日中の傘マークです。
う~ん・・・夏は何処へ行っちゃったんでしょうかねぇ・・・・。
おはようございます。
どうやら台風による影響らしいこの雨は、雨足を強めながら降り続いています。おそらく、かたじ屋裏山も水分を大量に含み『かたじの裏山は岩だから大丈夫!』という言い伝えにもなんだか不安を感じるものがあります。
母屋の裏には高さ5~6メートルほどの石垣がすぐそばにそびえ、その先になだらかな斜面が以前の耕作地であった名残を見せて30メートルほど奥に入り、その先は急な斜面の裏山となっています。
土質は土というよりも礫の山。
そのほとんどが砕石のような小さ目の石となり、鍬を振り下ろすとザック・ザックと音がするほどです。
南牧川を挟んで北岸側にあたるかたじの地にも、その昔には数軒の民家が上流に向かって点在していたのだそうですが、大雨の際に沢伝いに発生した土石流によって押しつぶされ壊滅したのだという話を聞かされたことがあり、その際に被害の無かったのが現在のかたじ屋母屋付近だったのだそうです。
現在、南牧川の北岸側かたじの地に現存している民家は我が家とすぐ隣に残る一軒のみ。
土地の年配者の方は『大昔からこの場所だけは大丈夫だったからな。』と口々に話してくれますが、やはり土砂降りの夜なんかにはなんともいえない不安が胸をよぎるものです。
先人たちが永い年月の中からこの地を選び、この高~い石垣を拵えて住まいとしたのでしょうから、よくよくのことが無ければ大丈夫なのだろうとは思いますが、やはり小心者ゆえ、まさかの事態も想定だけはしておかなくてはならないのかもしれません。
それにしても母屋裏のこの石垣、よくぞ積み上げたものです。まるで城壁のように見上げるほどの高さにまで積み上げられ土抱えを担っているのです。この石組みの知恵と積み上げるための途方も無い労力にはただただ感心するばかりです。川に下りては背中のカゴに一個・二個と背負っては往復をしたんでしょうね。

どらごんふりゃいどの
時間もゆったりと流れていたんでしょうねぇ~。百年後は一体どうなってるんですかね?百年後の人たちも今の時代を振り返って『のんびりしてたんだな~。』なんて言うことになるのかね?
いや~っ 今年の夏は本当によく降りますなぁ。
もう、雨はいいよ・・・。
山梨県内にも、芦川渓谷という場所があって、そこの石積は文化財に指定されています。
囲炉裏のある旧家で、地元のお年寄りが『語りべ』となって、古い話を聞かせてくれるというイベントに参加した時に聞いた話では
『私達は用事があって川を渡ったりする時、男も女も年寄も子供も、帰りには必ず2つ3つ石を持って帰ったものです・・・』と。
石を運び上げる事が日常の習慣になっていたんですね。
日本中どこへ行っても、川沿いにある集落では見事な石積みが見られます。
どこの石積みを見ても、ただただ先人達の根気に感服するばかりです。