2010.01.13(水)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 0.5℃
おはようございます。
南牧村の磐戸地区・かたじの地は、マイナスの朝を脱してわずかにプラスの0.5℃を記録しています。
空は雲の多い、東北地方の冬のような空模様です。
まだ外がうす暗いせいかも知れませんが、まるで東北地方の、鉛色に垂れ込めた冬空のように映ります。
あたりが明るくなってくれば、今よりもう少し明るい空になってくるのかもしれません。
いつものように、朝の"牛乳入りこーしー"を喉から流し込みながら、燃え盛る薪ストーブの前で朝ズバッ!の画面を眺めていたら、あっという間に時間が流れ、外はすっかり明るくなってきました。
再び外の様子を確認してみると、東北地方の冬空に見えていた空はずいぶん明るさを取り戻し、低く流れる雲も切れ切れとなって、はるか上空の青い空がところどころ望めるようになっています。
パラパラと小さな氷の塊が上空から落ちて、冷え切った大地で融けもせずにコロコロと転がっている明るくなってきた今朝のかたじ屋周辺なのです。
きょうは長女愛子の通う中学校では「スキー教室」だそうで、自前のスキー板とブーツ、ストックにウェアー一式をお気に入りのバックに詰め込んで登校です。あっ!念のため説明しておきますが、スキー板とストック・ブーツはお気に入りのバックには詰め込んでいません!ウェアー一式のことですので・・・・。
私が小学校の頃は冬の間にスキー週間のような期間があり、たしか二週間くらいだったでしょうか、体育の授業はすべてスキーということになり、体育のある日は無理やり2時限くっつけての授業で、見渡す限り真っ白な校庭や校内にあるちょっとした坂道を利用してレッスン。
スキー週間の後半はみんなでバスに乗って、近場のスキー場で一日中スキーをしていた記憶があります。
やはり秋田の豪雪地帯・鹿角盆地でしたので、アルペンスキーやノルディックが盛んだったようで、小学校にはスキー部のようなものがあり、放課後には校門の前の急勾配の坂道にポールを立てて練習している子供たちの姿や、小学校の敷地内をひたすらノルディックスキーで走っている姿が当たり前のようにあったものです。
近くの中学校・・・・たしか、尾去沢中学校?には、校庭のすぐ隣の山の斜面にジャンプ台があり、冬の季節になると、ジャンプ台から鳥人間のように板をはいた人間が飛び出してくるのを飽きもせずに眺めていたのを思い出します。
スキーのジャンプ競技というのは、東北の子供たちにとって特別な存在だったような気がします。
おなじウィンタースポーツの中でも別格、なにか無性に興奮を覚える一段高い敷居の手の届かない競技だった記憶がありますね。
ときどき流れる日曜日の某NHK。
ジャンプの中継などがあると、食い入るように画面に釘付けとなってしまうのは、いまでも自分の中に流れ続けており、不思議な高揚感をもたらしてくれるのです。
一度だけ、小学生の頃よく行った隣町の町営スキー場にある競技用のジャンプ台から飛び出したことがあります。
あの頃は怖いもの知らずだったんでしょうね。
巾の狭い階段をひたすら登って登って登って。
ジャンプ台のアプローチバーンなかほどで振り返ったときの眺めは、いまでもはっきりとよみがえります。
まるで谷底に向かって真っ逆さまにのびて先端が滑り台の先っぽのようにそりあがっているジャンプ台。そこから先のランディングバーンがまったく見えないのです。
恐れ知らずの少年かたじ屋は、アプローチバーンなかほどの高さで決心して踏み出したのです。手に持っているのは・・・・プラスティックでできた青いソリ。そうです!ちいさな子供たちが子供ゲレンデでお父さんと一緒に乗っているあのソリなのです。
友人と三人で行ったいつも行く町営スキー場。
ひょんなことから、『あのジャンプ台から、ソリで飛んだらどうなるか?』という話題になり、ためしにやってみるべ!という話になったような記憶があります。
友人二人はランディングバーンの下りからブレーキゾーンの上り勾配になったあたりで待機。飛ぶのは少年かたじ屋でした。
踏ん張っていた両足を離し、安っぽいソリの中に収納。ソリ前端からのびる白い手綱のような紐をしっかり握りしめて滑り出した青いソリは、新雪のせいでいまひとつ乗り切れないスピードのまま、それでもあの勾配ですから徐々にスピードを増してそのままカンテ(踏み切り台)に突入。そしてジャ~ンプ!
ほんの一瞬の空中散歩でしたが、その瞬間はふわんと空中に投げ出されて宙に浮いている感覚です。今にして思えばただただ落ちていくという構図だったのかもしれませんが、忘れられない感覚のひとつですね。
そこから先はどうなったのか?と言えば、まあ、悲惨な結果とだけお伝えしておきます。
簡単に説明しておきますと、着地と同時に青い"空飛ぶソリ"は粉々に砕け散り、あの長くて真っ逆さまなランディングバーンを友人二人がまつ地点までひたすら転げ落ちた少年かたじ屋でしたが、不思議と怪我は無かったようです。
もう二度とできません。