2010.04.17(土)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 0.5℃
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 0.5℃
あさ5時半ごろの南牧村は、上空から湿った大きな雪が音もなく降り続くという、目を疑うような景色が広がっています。
雪国でいうドカ雪に近いような重い雪が降り続いています。
すでに先週に冬用タイヤを取り替えてしまっている我が家では、この状態では移動は困難。まさか再び雪になるとは予想していませんでしたので、さすがにけさはびっくらこいております。
「上みりゃ虫んこ、中みりゃ綿っこ、下みりゃ雪んこ。」
子供の頃、降りしきる雪の中、アノラックの帽子をかぶり、ランドセルを背負って川沿いの道をてくてくと通いながら、空を見上げては体が宙に浮いていくような、雪空に引っ張り上げられるような不思議な感覚を味わい、呟くように口にしていた短い唄。
雪空をジッと見上げなら、何度も何度も口ずさんだものです。素朴な抑揚をつけながら・・・・。
あれはなんの唄だったんでしょうか?
空から絶え間なく降り続けるドカ雪を、ジッと見上げていたら、大人になった今でも不思議な体験はできました。
空に引っ張りあげられるような宙に浮いていく感覚!大人でもOKなんですね。
この時間、あれほどぼたぼたと降っていた雪も止み、びしょ濡れの雪景色が広がっています。はやくも蔵の入り口にかかる下屋軒先からは、ぽたぽたと速いテンポで雫が垂れ始め、庭先に浅く積もった雪は半透明に透けて見えるほど水分を多く含んでいるのが分かります。
おはようございます。
まさに季節はずれの雪に仰天のさたでぇ~!となった南牧村。
どうやら天候は早い回復を見込めそうですので、この雪もはやくに解けてなくなりそうです。
齢80に届いているように見える男性は、いま人気のハイブリッド車に乗ってやってきました。
作業場で仕事中の私になにやらすまなそうにモノ言いたげな所作。
手を止めて話を聞く態勢を示した私に、簡単に自己紹介して『ちょっと見て欲しいのですが。』と切り出す男性はハイブリッド車の後部座席から、薄い黄色い色をした元々は八朔が詰められていたと思われる段ボール箱を引っ張り出して作業場内に。
段ボール箱の上ブタは大きく開かれてなにやら茶色い色したツノのようなものがニョキッとのぞいています。
『これ・・・・私が先日捕った鹿なんですが、この角を木の台に据えていただけないかと思いまして・・・・。』と私の前に更に突き出すように促すのです。
覗き込めば、そこには見事なほどの鹿の角。
こんな間近で本物の角を見ることはありませんし、左右の角を握って持ち上げたこともありませんでしたので、突き出された私は心の中で2・3歩後ずさりです。
私が困った顔をしているのが分かったらしく、堰を切ったように話し始めたご老人。
以前まで頼んでいた方が仕事を引退して、請けてもらえなくて困っていたところ、かたじの地に木工を生業としている変わった奴がいるとでも聞いたらしく訪ねてきたとのこと。
延々とこれまでの猟の成果から、ご自分の生い立ち、現役であった頃の職業、父親の職業から子供さんたちの現在の職業などなどを聞かせてくれ、猟師仲間にもこの角を木製の台に挿げる人がいるので挿げ方を聞いてきてもよいといった内容の話。
すかさず私が、その方にお願いしたらどうでしょうか?と振ってみると、どうもそういうわけにも行かない様子です。
『なんとかお願いできないでしょうか?』とのお言葉に、私も困ってしまったのです。
鹿の角を挿げるなんていうのは、いかに木製の台とはいえ未知の世界。果たしてできるものなのか、正式な方法というのもまったく分かりませんのでなんとかお断りしたいと考えていたのですが・・・・。
あまりに困った様子をみせ、頼み込んでくるこの御仁をそのまま返すわけにも行かず、ひとまずは預かって検討してみるということになりました。
鹿の角ねぇ・・・・。どうやって固定したらいいんでしょうか?
いろんな依頼があるものです。困った・・・・。

かっぱどの
遠くの山並みには白い雪のあとが残っていますが、家の周りにはすでに跡形なく、あっという間の春の雪でした。でもずいぶん降りました。
けさの南牧村も放射冷却で気温は低く、現在1℃。空は高くよい天気になりそうな気配となっています。
やまねこどの
鹿の角は置物にするそうです。
テーブルではなく木の台に挿げるのです。
かたじやどの
イヤハヤ昨日の雪にはおどろきました。
朝6時すでに雨降りとなっていて、白くなっているのは車と家の屋根といったあんばい。
バスを待つ8時15分頃には流れ去る雲間から真っ白な榛名が顔を見せ始め、なにやらホッとした気分に。
しかし、この雪でJR上越新幹線・上越線・両毛線に遅れが発生。
まっ、会社に遅刻する程ではありませんでしたが・・・ナカナカしぶとい今年の雪であります。
今朝はキッパリと気持ちの良い青空が広り、上毛三山がハッキリクッキ見えています。
かたじや殿の朝は、いかがでござるかな?
かたじ屋どの
<歌詞の意味?>
「っこ」との表現は間違いなく東北地方だろうが、「上みりゃ虫んこ」・・何の虫だろう。何で上か、虫は地面にもいる。虫と雪との関連付け? 「中みりゃ綿っこ」・・綿とは綿花か。何で中か。「下みりゃ雪んこ」・・空中の降雪状況ではなく地面の積雪を言っているのかな。東北地方のわらべ歌は表現が的確でいいね。『はーるになれば、すがこもとけて・・』
<鹿の角>
角は骨の延長だから歯科医療で行われるインプラント工法がいいのではないか。角をドリルで開孔しボルトを固定する。木材も開孔してボルト孔を作りボルトをナットで締める。しかし木の台に据え付けた角を何に使うのだろう。飾りならばよく洋画で暖炉の上の方に鹿の首から上を取り付けてあるのをみるけどね。テーブルの角に取り付けるのは聞いたことがない。魔除けかな。一度となり村の食堂に入った時、捕獲したばかりの鹿の首を大鍋に入れ沸騰させていた。聞くと長時間煮沸して肉、皮、毛を溶かし落とし骨だけを飾り物として使うのだと言っていた。
角はいらないので鹿の肉が食べたいやまねこ(スマトラで食べた)