2010.05.26(水)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 15.0℃
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 15.0℃
不安定な雲が空を覆いだして、それまで差し込んでいた日差しを遮ってしまった昨日の午後。
結局不安定なまま夕刻を向かえ、合間の空に浮かぶやけに怪しげな光を放つ月を見上げて作業場をあとにした昨夜から一夜が明けました。
おはようございます。
ころころと転がるように変わってしまうこのところのお天気は、本日回復することなく、またしても真っ白いモヤに包み込まれた南牧村お得意の「天空の城ラピュタ」現象を作り出しています。
ときおり、思い出したようにパラパラと雨粒を落っことしてきてはいますが、まだ続けざまに降らせるほどの在庫が確保できていないのか、いたって散発的な降りなのです。 降るのか?降らないのか?どっちなんだ~!という感じなのです。
"元ちとせ"さんの島口のような歌声を流していたかたじ屋工房内の音響設備が、収録された全曲を再生し終わったらしく、工房内は私の仕事の物音以外に音が無くなって、静寂感が辺りを包もうとしていた時。
かすかに工房の外から聞こえてくるのは、子供たちの笑いあったり、なにやらおしゃべりしている声です。声の主は我が家の子供たち、小学生2人組みのようなのです。
声は次第に近づいてきて、私のいる工房のすぐ壁の向こうまで来たところで立ち止まっている様子に、耳をそばだて、2人の会話をそれとなく聞いていた私。
次女真子:『うわ~!こうせい(こぐまくんの俗名)、ちょっと来てごらんよぉ!』
こぐまくん:『いっぱいあるん?』
ここで、ドサッという物音。どうやらこぐまくんがランドセルを放り投げたようです。
次女真子:『なにこれぇ~!でっか~い。』
こぐまくん:『あーっ!まこちゃんいいなぁ~・・・。』
次女真子:『ほらっ!こうせい(こぐまくんの俗名)の下にも大っきいやつがあるよ!』
こぐまくん:『ほんとら~!』(若干舌っ足らずなこぐまくん)
それから15分ほどだったでしょうか、ふたりでわーわー言いながら、農道2号線からかたじ屋工房脇に入った草むらの中で興奮状態の様子が、薄いガリバリウム波板壁越しに聞こえてきます。
こぐまくん:『まこちゃん!ここ絶対にナイショにしようね!ともだちとかにおしえちゃダメだよ!』
次女真子:『うん、わかったよ。』
ぜ~んぶ聞こえている私はふたりのやり取りに、声を押し殺すように『クックックックック』。
まもなくしてふたりが、農道2号線の白線の内側をタッタッタッタ!と駆けて行く音。ほぼ同時に開け放してあった工房入り口にこぐまくんの姿が飛び込んできます。
手にはなにやら大事そうに、ハンカチの上に山盛りになった赤くてちいさな実を抱えたまま飛び込んできたのです。
その後ろでは、次女の真子がやはりハンカチの上にたくさんの赤くて小さな実を乗せたまま工房入り口付近でバランスを崩し、せっかくの赤い実をばらまいています。
『あ・あ~~~っ!』奇声をあげながら、大事そうに一粒一粒拾い集めてまたハンカチの上に。
こぐまくん:『おとーさん、これみて!』
ハンカチの上に山盛りになっていた赤くて小さな実は野いちごです。食べごろに赤く熟した実がハンカチを載せたこぐまくんの両手のひらにこぼれ落ちそうなほど乗せられていたのです。
アクシデントに見舞われた次女真子も一足遅れて作業場内に飛び込んできて、両手いっぱいの野いちごを嬉しそうな顔を満面にたたえて突き出して見せてくれます。
見れば、次女真子の収穫物の中には見たことが無いほどに大きくなった野いちごもあります。例えるならば「ゴルフボールくらいの大きさ」といった信じられないほどに巨大なものまで・・・・。すみません!ちょっとホラを吹いてしまいました。
『おおー!ずいぶんいっぱい見つけたな。どこで取ってきた?』という私の問い掛けに、一瞬ギクッとした表情を見せるふたりを眺めながら内心ニヤける私。
まさか工房の薄いガリバリウム波板壁越しに、会話が筒抜けになっていたとは知らないふたりは顔を見合わせなにやら相談しています。
こぐまくん:『まこちゃん、どーする?おとーさんならいっか。おしえても。』
次女真子:『あのね、おとーさん・・・。じゃぁ、ついてきて!』
と言い残して飛び出していった二人が案内してくれたのは、もちろんかたじ屋工房のすぐ脇の草むらです。
普段全くといってよいほど足を踏み入れることの無い死角のようなその一角には、手前に巨大な石が積み上げられていて、奥の様子はちょっと見ただけでは分からないようになっています。
その巨大な石を乗り越えてたどり着いた先には、まだこれから赤く熟す実が鈴なりにぶら下がった一大野いちご群生地が現れたのです。
こんな目と鼻の先ほどの場所に人知れず野いちごが群生していたとはまったく気が付きませんでした。
子供心に「秘密の場所」にしたい気持ちがよく分かります。
『絶対言っちゃダメだよ!あいちゃんにも(長女愛子のこと)言っちゃダメだよ!』と、誓いを立てさせられた私。
秘密の場所の仲間に入れてもらえて、ちっとばかり誇らしげな気分を味わったきのうの午後のことでした。
甘酸っぱい野いちごの味は、何十年も昔の味と全然変わっていません。あのころの野いちごとおんなじです。

やまねこどの
元ちとせさんとは、島唄(奄美大島)の唄者として小さいときから評判の子で、2002年「ワダツミの木」という歌でメジャーデビューしているJ-POPの歌手の人です。
ところでやまねこどの、ムカデがいたくお気に入りの様子ですな。飼いならしたムカデの一個中隊機会があれば遠くからで結構ですので拝見してみたい気もします。
かたじ屋どの
<”元ちとせ”さんの島口>
何のことだろう??
<野いちご>
野バラ、野菊・・野の付く言葉はロマンがあるね。野糞、野たれ死になんてのはよくないが。
<俗名:「こうせい」>
いい名だね。「こうせい」と言うと柔道の井上康生君を連想する。多分、武道が強くなるだろう。遠い将来戒名も付けなければならないが名前負けしないようにしよう。小学校時代「佐々木家光」という奴がいた。完全に名前負けしていた。せめて小次郎とすればよかったのだ。
<ムカデ考ーその2>
日光の戦場が原は大昔、男体山(栃木)の大蛇と赤城山(群馬)の大ムカデが戦った場所らしい。この戦いは大蛇に助太刀がでて大ムカデは善戦むなしく敗れたという。どうりで当地(群馬)はムカデが多いはずだ。
ムカデを百匹(百足ではない)捕獲、戦闘訓練してリタンマッチを考えたいやまねこ