2010.07.21(水) かたじ屋工房、撤去解体の危機!

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2010.07.21(水)
自宅前 薪小屋測候所寒暖計 23.5℃


おはようございます。

群馬県・南牧村は、けさもはやくからまるで残暑厳しき8月の終わりごろ、西の空低いところから照りつける陽射しのように色の濃い陽が東の山並みの上、角度の低いところから容赦なく射し込んで来ています。

ミンミンゼミとジージーゼミが休むことを知らないように絶え間なく声を上げ、気がつけば母屋内では次女真子さんお気に入り・嵐の曲がBGMとして流れ始めています。

夏休みに突入した子供たちは、まだ過ごしやすい朝の時間を利用して、それぞれお気に入りの場所に陣取って宿題やら夏休みの課題やらをこなしているようです。

長女愛子さんはマイデスクで、次女真子さんはスピーカーの近くにある杉の文机、こぐまくんはソファ前の丸い座卓を占領して・・・。そして私は勝手に書斎と呼んでいるPCデスク。






それは一時間のお昼休みが明けて、燦々と降り注ぐ太陽の下を母屋から魔のスロープ下の工房に向かう中で起きたのでした。

まったく警戒も注意を払うことも怠っていた私。

工房の入り口、大きな片開きのドアは通気のために開け放たれていましたので、何の気なしに入り口を通り抜けて工房内に向かおうとしたその瞬間でした。

視界の左下、開け放たれたドアの辺りに一瞬の動きを察知した私が目にしたものは、な・な・な・なんとっ!ヘビ~~~!だったのです。

突然現れた私の気配に驚いたように身を翻し、地上40センチほどの高さにまでジャンプして方向転換をしようとしたらしく、開け放たれたドアに激しく激突したヘビくんは見るからに慌てた様子で、何を考えているのかそのまま工房内に侵入。

壁際の隙間の中に吸い込まれるように姿を消していったのです。

これはとんでもないことになってしまった・・・。

あまりの出来事にただただ呆然とする私かたじ屋。作業場の中にはヘビくんが潜んでいると思うととてもじゃないが仕事などできるわけがありません。

急いで母屋前にぶら下げてある「ヘビ捕獲棒」を取りに戻った私は、工房入り口から頭だけを突っ込んで入念に周囲の気配を観察して突入!神経はビンビンに研ぎ澄まされ、かすかな気配も逃さない臨戦態勢です。

もはやそこにいるのはいつものノー天気な私かたじ屋ではなく、腰が引けてひざがガクガクしてはいるものの、紛れもなく鍛え抜かれた特殊部隊の隊員そのもの。

周囲に配る視線の鋭さは尋常ではなかったことと思います。

しかしよく見れば、なぜか脚立の上に立ち、ほんの少しの移動でさえも脚立ごと揺すりながらの微移動を繰り返すばかりなのです。けっして工房内の床に足をつけようとはしない私は完全にビビッておりました。



逃げ込んだと思しき壁沿いの探索には、不必要なほどに長い棒を使って遠距離から突っつき攻撃。突っついた先でスプレー缶が転がったときの反応は目にも止まらぬ早業。あっという間に脚立から作業台を経由して6メートルは瞬間移動です。

動いたのがスプレー缶であったという確証が持てるまでは引けた腰が元に戻りません。総毛立っているというのに汗が噴き出してくる極度な緊張感の中、工房の奥にまで捜索の手は及びましたが、気配を感じることができません。

このままではこの工房は使用不可として撤去解体するしかないとまで考えた私は、最後の手段としてヘビ撃退用のスプレーを使用することを思いつき急いで工房から一時撤退です。

決して逃げたわけではないのです。次の作戦のための勇気ある撤退と理解していただきたいのです。





さて、話は途中ですがすっかり時間が経過してしまい工房まで降りてゆかなければなりません。また後日にでも結末を。



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母屋横の納戸のようなスペースに、以前買ってあった"ヘビ・モグラ撃退スプレー"を取りに戻った私でしたが、そこにあるはずのスプレーが見当たりません。

棚の奥まで引っ掻き回しても出てこない!気持ちはあせるばかりです。

作業場内に今も潜んでいると思われるヘビくんがいる以上は、ぜ~ったいに工房内で仕事をするわけにはいかないのです。

ないものは買ってくるしかありません。買ってくるといってちょいと自転車に乗ってそこまでというわけにはいかない山村の買い物事情。

軽トラくんを駆って、速度超過を犯してでも隣町のホームセンター・コメリまで行かなくてはなりません。

すれ違う対向車からは、『一体何ごとか!』といった顔つきで送られてくる視線。今から思えばよほどの形相でぶっ飛ばしていたのだろうと思いますが、悲しいかな唸るエンジン音とは裏腹にさほどのスピードが出ない軽トラくん。

気持ちはランボルギーニ・カウンタックLP500Sのステアリングを握り、時速300キロの世界を風のように下仁田町を目指していたのですが、唸りを上げる軽トラくんには時速63キロがせいぜいでした。

それでも最速ラップで到着したホームセンター・コメリ。
陳列棚から該当する商品を二本わしづかみにするとすぐさまレジへ。

ふたたび飛び乗った軽トラくんは一路南牧村、片道15分の帰路についたのでした。





作業場前のいつもの駐車スペースに飛び込むようにして戻った私かたじ屋。あの忌々しいヘビくん工房内乱入事件が勃発してからじつに1時間以上の時間が経過していました。

まずは慎重に工房入り口から頭だけを突っ込んで状況確認を怠らない私・・・・。とくに変化は無いようなので現場突入!

セオリーどおりに、まずはすべての壁面から距離を保てる工房中央付近に作戦本部を設置。購入してきた"ヘビ・モグラ撃退スプレー"の説明書きを熟読し、その使用方法と効果のほどを再度確認です。

スプレー缶の周囲をピッタリとタイツのように張り付いている薄いビニールを剥ぎ取るのに少し手間取りながらも準備は整い、攻撃態勢はレベル3からレベル5にアップ。

指揮官と実行部隊の両方を担当する私は、ひとり『攻撃開始~!』の号令をかけながら実行部隊の役もこなさなくてはならず、ちょっと忙しいのです。



まずは工房最深部の壁伝いに物陰という物陰、隙間という隙間、ひとつ残らずスプレーを噴射。いつあのヘビくんが鼻と口を手で押さえながら物陰から飛び出してきても対応できるように、飛び乗れる作業台との距離を測り、へっぴり腰の体勢は維持し続けなければなりません。

徐々にその攻撃対象は工房最深部から出入り口ドア付近にまで拡張されていったのですが・・・・なんだか変なのです。

最後となる出入り口ドアまわりの、隙間と物陰を制圧した作業班はしばらく沈黙の時間を過ごし、濛々と煙る噴射剤が落ち着くのを待つことに。

鼻と口を手で押さえながら、息も絶え絶えに飛び出してくるヘビくんがもう一方の手に掲げてくるであろう白旗を見逃してはならないという緊張感から鋭い視線を周囲に配る私でしたが、待てども待てども動きが無いのです。

んっ・・・・?なんか変なのです。

まったく気配がありません。



あれほどの攻撃を受けながらなんの動きがないということは、もしかしたらもうそこにはヘビくんがいない可能性が大としか思えないのです。

しかし、ヘビくんがこの工房内から撤退して行った様子を確認していないのですから、にわかには信じがたいものもあるのです。

しかし、考えてみればつい先ほどまで、この工房の入り口は開け放たれたまま、私は一時間近くもこの場所にはいなかったのですから、ヘビくんがこの時とばかりにしゅるしゅるしゅると何食わぬ顔をして出て行ったことは十分に考えられるではありませんか!

いったいこの総攻撃はなんだったのかと徒労感が襲ってきたことは言うまでもありません。



かくして、ひとり大騒動を繰り広げたヘビくん乱入事件は被疑者不在、行方未確認のままお蔵入り、迷宮扱いとなってしまったのでした。

いまも工房に入る前には、頭だけを突っ込んで周囲の様子を確認する習慣だけが残った、じつに忌々しい事件でありました。   チャン・チャン!

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やまねこどの

その喪失感、察するに忍びないものがあります。お気の毒でがんす。

現場ではそのような余裕はありませんでした。一刻を争う非常事態。肝心のこぐまくんはのんきに午後のプールとやらに洒落込んで不在。我が家の女子たちがそのような緊迫した場面での監視役などできるはずもありませんでした・・・。

かたじ屋どの
<ヘビ騒動:スプレー作戦失敗の分析と一考察>
昨日、本こらむを書き終えた時一昨日の海の思い出の要追記事項(東京湾横断遠泳:中学1年)を思い出し、一時中断とするため画面右上のマイナスマークを触ったところデータがどこかに飛んでしまった。あちこち捜索したが分からず行方不明となった。悔しいが憶えている部分のみ再記述する。
【敗戦理由】
①兵器調達(ヘビ(爬虫類)とモグラ(哺乳類)撃退スプレーというのも変な取り合わせであるが・・)の為、高速道路でもないのに県道を軽トラを時速63キロで爆走させコメリに向かった。この間わずか1時間と言うが、この間の被疑者(ヘビ)の確保と拘束管理を怠った。少なくとも作戦指揮官は部下(例えばこぐま君)に被疑者の脱走阻止と監視を指令しておくべきであった。
②武装準備し兵器の使用方法も熟読理解した上での敵アジト突入は警視庁のテロ対策の特殊部隊SAT並みであり、ぶっつけ本番とは言うものの評価に値する。アジト(作業場)中央へ本陣を敷いたのも家康なみでありぼぼセオリー通りであろう。ただ敵情把握がはなはだ貧困であり、これが最終的に敗因となったと思われる。太平洋戦争時の日本軍の大本営と同じである。返す返すも斥候、情報管理部隊たるこぐま君の不参戦が悔やまれる。
③作戦を立案した段階で、この作戦の成否につき地元の識者の意見を聴することを怠った。マムシ酒の造り方は聞かなくてもヘビ対策ぐらいは意見、経験を聴することはできたはず。
以上が小生が思いついた敗戦考察であるが、全体を通して貴兄の行動フローは我が女房殿に似ているところがある。着想は速いがアクションも速い。かっての阪神の江夏の様にバッターに向かってゆく前にファーストへの送球など一呼吸おく事が重要である。かつ周囲の協力者(例:奥様)の意見を常に聴するなどの余裕が欲しい。
   データ行方不明の1/3ほど思いだしこらむ再記入したやまねこ 

かっぱどの

村のいたるところで子供たちの声が聞こえてくる。なんていう時代も経験しながら今に至っているんでしょうね。やっぱり寂しいものです。

かたじや殿


おはようございます。

いやはや、はやとちりでした。
コラムで工房へ降りると書かれていたので、単純にその日は「早くから仕事をされているのだな」などと勝手に思っていました(笑)


勧能で過ごした時間とても有り難いものでした。
ただ、集落の静けさや空気が、過疎を土台としていることを
思うと、ヤヤ複雑な想いにもなります。

バス停で小学生らしき子が二人、楽しそうに話している姿が微笑ましかったですね。

ルート45どの

不思議な体験談ですね。いまは小渕ゆう子さんのポスターがそこかしこで見られる時代です。時代は移り変わっていることを実感しますね。

かっぱどの

よい時間を過ごされたようですね。ボーっとしている様子が目に浮かぶようです。

ちなみに朝の5時50分に工房で作業をしているということはございません。その時間はPCデスク前に陣取っております。

やまねこどの

正直言いまして、実践するのをはばかるような計画とお見受けいたしました。ヘビを捕獲するなどというのは考えも及びません。関わりたくはないのです。

うわぁ···それは···。同じヘビ嫌いとして 脚立の上に立ってしまう気持ち、よく分かります(笑)。私も同じ状況なら とりあえずは 高い所にのぼるでしょうね。 ヘビで思い出すのは30年程前の話ですがこんなことがありました。私の弟が小学校に上がるか上がらないかの頃、弟が河原で捕まえたヘビを袋に入れて家に持ち帰って来たことがありました。そのヘビ(30センチくらい)が玄関で下駄箱の下に逃げ込んでしまい 家中 大騒ぎ!父は仕事で居ません。家にいた私と母と祖母は皆 ヘビが大嫌いでテレビで見ても悲鳴をあげるほどです。弟は怒られて 泣いてますし、祖母と母が どうしたものかと あたふたしているところに 『ごめんください』と現れたのが 当時はまだ一介の代議士にすぎなかった 故·小渕 元首相だったのです! 選挙運動中でタスキを肩から掛けておられました。祖母が よくぞ来てくれたっ! とばかりに すがるようにして小渕さんに事情を説明すると 小渕さんは『よしきたっ!』とばかりに タスキをはずし、上着を脱ぎ、四つん這いになって懐中電灯で下駄箱の下をのぞきこんでから 顔を上げるや 私の方を見て『いた、いた』とニヤリ。靴べらでヘビを引っ張りだすと そのまま すくって袋の中に戻してくれました。首相就任当初は『冷めたピザ』なんて呼ばれてましたが なかなか あったかい おじさんでしたよ。

かたじやどの

あぁぁ~早く結末を!
イヤイヤ、かたじや殿と1・2を競うヘビ嫌いの私には、おぞましい状況と、メドゥサに立ち向う勇猛果敢な姿が瞼に浮んでおりますぞ!
6メートルのワープ。流石、匠!
でも、石にされてしまうかも・・・。
そーしたら、朝のコラムの行方は??や・は・り・・・
などと、ピアな心が気をもんでおります。
後日とは言わず、ささ続きを~!


さて。

今朝5時50分、かたじや殿が工房にて仕事に専念されておられている時分でしょうか。
友を連れ、心地良い風に乏しくなりつつある髪をパタつかせ、全開の車窓から、かたじや殿に御挨拶申し上げつつ、45号線を快走しておりました。
向かうは、星尾吉祥寺の裏山の撮影ポイントと時間が止まっているいう奥南牧。
もっ~癒されて来ましたゾ。
馬坂まで入り、ちょっと下って勧能バス停そばの川原でランチタイム。二時間ほど清く澄んだ川の音と、蝉の声に包まれつつ、ボッーと過ごしていました。
その心地良いこと!
山肌高くまで積み上げられ静かに佇む石垣の畑。
青い空にのんきに漂う白い雲。
熱い陽射に浮き立つ杉木立と土蔵の白壁。
私達をそっとして置いてくれる場所でした。
優しい夏のひと時でありました。


帰宅後、試しにエアコンの温度設定を30℃にしても、涼しく感じる状態に苦笑い。
南牧川が恋しい海苔巻であります。

かたじ屋どの
<太陽政策の推奨>
奄美大島でハブに囲まれた育成過程を経ていた割には神経質であるな。蛇撃退用のスプレーなど準備する必要はないよ。金大中韓国元大統領にならい太陽政策を取ろう。作業場入口に腐ってもう食料としては使えないウズラの卵を空き缶に入れ、比較的大きめの昆虫用の檻を置いておこう。翌朝、中にこれを飲み込んだ蛇がかかっているだろう。当日はこれを放置しておこう。蛇は逃げると思うが、仲間にこの情報を伝えるだろう。翌日はダンボールの空き箱に出入り口と空気穴、内部観察用の穴を開け、今度は腐った生卵を4~5個入れておく。翌朝、とぐろを巻いた蛇が7匹ぐらい中に入っている。蛇の正体がマムシならすかさず一升瓶に入れ焼酎を注ぎマムシ酒を作ろう。近隣の御爺さんに贈呈すれば回春剤として喜ばれること必定である。なお、村長への贈呈は不要である。彼はこれ以上精力絶倫となる必要はない。蛇対策はスプレーではなく太陽政策が好ましい。
    学校のプールの水泳教室が始まり疲れでマムシ酒が飲みたいやまねこ

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このブログ記事について

このページは、katajiyaが2010年7月21日 05:21に書いたブログ記事です。

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