
かなり大型の木製遊具。
サイズはタテ・ヨコともに3m、
高さは手摺上部で2.5m。
保育園・幼稚園向けの展示会用にということで制作依頼を頂きました。
県産材を使用しての(一部新潟産)制作は二階建てのキット式で、全てのパーツをバラバラにして組み立て可能な方法で制作。
画像は作業場内での仮組みの様子となります。

柱材となる材は芯去りで集成加工後、正八角形に削りだします。
この後十文字に加工してゆきますが強度を考慮してまずは八角に加工。

キット式で組み立ててゆくために十文字に加工された柱材。

階段部材の加工中です。
階段もすべてノックダウン方式で組み立てが可能となります。

横方向の繋ぎ部材。
すべて同じ寸法でどのスパンにも合うように正確に加工されています。

足固めの土台をまわして柱を立て1階腰板を嵌め込んで仮組みのスタート。
作業場での仮組みにはちょっと大きすぎる制作品です。


こんな大きな遊具を置けるような幼稚園があるんでしょうかね。

階段も取り付け完了子供用ですからかなり段差の小さい階段です。
スギの肌触りがとってもあたたかいのです。

二階部分手摺の取り合い部分です。
柵もすべてスパンごとに外せるようになっています。格子の丸棒は県産材ヒノキの角棒から全て削りだしで一本一本ハンドメイド。
結構手間の掛かる仕事です。そのかわり手触りはたいへん柔らかく手になじみます。

二階からの眺め。ここで子供たちがはしゃぎまわることになります。
柵は幼稚園・保育園児たちの背丈よりも高く設定して制作。安全面には気を使って設計しています。

最後は背面からのビュー。
このあとすべてバラバラにして納品されました。